私この春、ライブラリーチャンピオンなるボランティアに参加いたしまして。
その関係で図書館が行なっているサービスについていろいろ勉強する機会がありました。
それまでなんとなく利用していた図書館なのですが、無料で使えるサービスがすごい充実していることにビックリ!
今回は、私がボランティアに参加しているカナダのBC州・バーナビー管轄の図書館のサービスの中で、おすすめのものをまとめていきたいと思います。
カナダ西海岸在住の日本人には特にためになる内容となっていますので、最後までぜひ見ていってくださいね!
ライブラリーチャンピオンって何?という人はこちらのブログものぞいていってね!↓
カナダのボランティア:Library Championとは何ぞや?実際にやってみた体験レポ!
貸出冊数と期間がすごい
一度に借りられる本はなんと50冊まで
図書館が行っているサービスといえば、まず本が借りられるということですよね。
一部例外はあるものの、バーナビーの図書館ではほとんどの本、DVD、雑誌、音楽・オーディオブックCDが、一度に50タイトルまで28日間借りられます。(Speed readsは7日間)
私の地元の図書館は借りられる数が10冊ぐらいだったので、この数にはビックリしました。
留学生の多いバンクーバー、利用者みんながそんなにたくさん借りてしまったら図書館の本棚の本なくなるんちゃうかと余計な心配をしてしまいそうになります。
今のところいつ行っても棚に本がたくさん並んでいるので、一度に50冊借りる猛者はなかなかいないのか、在庫がふんだんにあるのか、”棚スカスカ問題”が起こる心配はなさそうです。
予約も一度に50タイトルまで
図書館にある本をキープしたいときや、借りたいと思っていた本などが他の誰かに借りられていたとき、それを優先的に借りられるよう予約(Hold)しておくことができます。
これは日本の図書館でも行なっているサービスですね。
オンラインで簡単にホールドができ、予約の本が準備OKになるとメールでお知らせがきます。
ホールドされているアイテムは入口やカウンター付近にあるホールド専用棚に置かれており、メールに記載されているIDをもとに簡単にピックアップできるようになっています。
借りた本は最大2回延長できる
期限までに本が読みきれないなど、返却を先延ばしにしたいというときは、最大2回まで延長(Renew)ができます。
この場合、返却日はRenewした日からの起算になるので、まだ貸出期間が残っているうちに延長すると、その日数分が繰り上がります。
例えば、8月2日に本を借りた場合、元の返却期限はその28日後の8月30日となりますが、もし期限の3日前である8月27日にRenewをした場合、新しい返却期限は8月27日から起算した28日後の9月24日になります。
元の貸出期間が28日で、期限ギリギリに2回延長した場合、最大で84日間借りられるということになりますね。
ちなみにバーナビーの図書館では、すでに他の人からホールドされている本や他の図書館から取り寄せて借りている本、Speed reads、Speed viewsなど一部のタイトルは延長ができません。
管轄内の他の図書館にも本が返却できちゃう
これ知って個人的にめっちゃ便利!と思ったのが、借りた場所と違う図書館でも本が返却できるところ!
バーナビーの図書館で借りた本をバンクーバーの図書館に返却することが可能、逆もまたしかりということですね。
InterLINKエリア内の図書館であれば、どこで返却しても元の図書館に送ってくれます。
ちなみにこれも他の図書館から借入している本は対象外です。
無料で音楽動画が見られる・映画が視聴できる
kanopy
kanopyは、図書館の利用者であれば誰でも使えるビデオストリーミングサービスのことです。
100以上の言語に対応しており、20000タイトルを超える映像作品から、1ヶ月につき10本まで無料で視聴することができます(2022年7月現在)。
NETFLIXやPrime videoほどタイトルは充実していないものの、子供向けのコンテンツもあり、おすすめです!
NAXOS
NAXOSも、図書館のカードを持っていれば誰でも無料で利用できるストリーミングサービス。
NAXOS video libraryでは、クラシックやオペラなどの映像作品が広告なしで視聴できます。
スマホアプリもあります。
オンラインで新聞も読める
Pressreader
Pressreaderはオンラインで世界中の新聞や雑誌が読めるサービスで、パソコンやスマホアプリがあります。
世界100カ国・60以上の言語に対応しており、アカウントを作って自分のお気に入りメディアをリストで管理することもできます。
日本の雑誌も読めたりして、かなりおトクなコンテンツ!
語学の勉強も、タダで!
Mango language
Mango languageは、スマホやパソコンを使ってできる言語学習アプリです。
英語以外にもスペイン語やフランス語、中国語のコースなどもあり、学べる言語は70カ国語以上。
簡単なあいさつなどの入門編からレッスンが用意されていますので、興味のある言語があればイチから気軽にトライすることができます!
Road to IELTS
Road to IELTSは、英語の試験であるIELTS(International English Language Testing System)の対策に特化した英語学習アプリです。
コースはAcademicとGeneralからなり、実際の試験と同じようにリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのセクションの対策ができるようになっています。
カナダの永住権申請の際に英語力の証明として提出するテストの一つで、特にGeneralは現地での生活に沿った内容となっているため、身につけておいて損はないスキルです。
IELTSの試験を受ける予定がなくても、総合的に英語力を上げたい!と思っている方におすすめです。
Tense Buster
Tense Busterはビギナーからアドバンスまでの5つのレベルでコースが用意されていているオンライン英語学習コースです。
ボキャブラリや文法をレッスン形式で学び、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの全体的な学力を向上させることのできるコンテンツとなっています。
文法が苦手〜という方にはおすすめのコンテンツです。
お仕事情報のシェア・キャリアアップもサポート
O’Reilly for Public Libraries
O’Reilly(旧: Safari Books Online)では、ビジネス、テクノロジー、デザイン、科学、エンジニアリング、旅行、趣味、健康などに関する学習リソースを提供しています。
シェアされているコンテンツには、大手出版社発行の書籍が50,000冊以上(発売前のタイトルも含めて)あり、ビデオはトータル30,000時間以上。
トップ企業のケーススタディ・学習パス・専門家によるプレイリストなどを閲覧することができます。
Skilled Immigrant InfoCentre
Skilled Immigrant InfoCentreは、カナダでキャリアを探し、仕事を見つけたり、ビジネスを始めるニューカマーのために必要な情報を提供するオンライン・対面式のリソースセンターです。
資料はバンクーバー公共図書館のスタッフによって作成されており、サービスはすべて無料。
Skilled Immigrant InfoCentreのサイトでは、職種ごとに求められる適性、スキル、資格などが詳しくまとめられていて、その仕事につくために必要な情報が得られるようになっています。
母国で培ったキャリアを活かすも、新天地で新しいキャリアを模索するのも自由。その方法を手助けしてくれる心強いリソースとなっています。
Career Crusing
Career Cruisingは、小学6年生から大人までの進路選択に関する情報を提供しています。
こちらのコンテンツでは、キャリア・マッチメーカースキルの評価ツール、職業プロファイル、高等教育プログラムの幅広いリスト(学資援助情報を含む)に加え、何千もの求人情報、就職活動の全てのプロセスにおけるヒントなどがシェアされています。
マイプランアカウントを作成して、進捗状況の確認、関連情報の保存、履歴書を作成することもできます。
まとめ
今回は、カナダのブリティッシュコロンビア州で行われている図書館のサービスについてまとめてご紹介しました。
ボランティアの関係で図書館の人からこれらの情報を教えてもらい、得した気分になったのと同時に「なんで今まで知らなかったんだろう!」と損した気分になったカナダ在住10年目の私。
全部無料とは思えないほどの充実ぶりで、個人的に使わない手はないと思っています。
こちらで紹介した以外にもまだまだたくさんの無料サービスが図書館では提供されていますので、興味のある方は住んでいる地域のライブラリのサイトをチェックしてみてくださいね!
図書館でのボランティアに興味のある人は、是非こちらのブログも読んでみてくださいね!
カナダのボランティア:Library Championとは何ぞや?実際にやってみた体験レポ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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